農業とe-スポーツが集結|つくば市大清水公園「ワニナルフェス」&「IBARAKI GAMING DAY」イベントレポ

2025年3月8日(土)つくば市竹園にある大清水公園にて、「農業×クリエイティブ×スポーツ」の新体感型イベント「ワニナルフェス」が開催されました。
今回は、さらにe-スポーツイベント「IBARAKI GAMING DAY」がつくばカピオで同時開催となり、新しい取り組みとして注目されているため、実際に会場に足を運び参加をさせていただきました。

2023年5月にスタートした「ワニナルフェス」と初開催の「IBARAKI GAMING DAY」が合体した一大イベント

「農業×クリエイティブ×スポーツ」という新しいコンセプトで始まった新体感型イベント「ワニナルフェス」。農作物を直売する農家さんのブースと3×3バスケットボールなどのスポーツ会場が合体した新しいスタイルのイベントです。2023年5月にスタートをし、すでに10回以上開催されています。

そして今回初めて「ワニナルフェス」との同時開催となったのは「IBARAKI GAMING DAY」。「茨城からeスポーツ文化を発信!」をテーマに、茨城県と毎日新聞が主催した初開催のゲーミングイベントです。
「ワニナルフェス」の会場は大清水公園、「IBARAKI GAMING DAY」はこれと隣り合うイベントホール「つくばカピオ」にて開催されました。

以下ではそれぞれの会場の様子、そのごく一部をご紹介したいと思います。

新体感型イベント「ワニナルフェス」。こちらだけでも見どころ満載!

まず「ワニナルフェス」は、大きく分けて2つのエリア、農家さんとワークショップ、雑貨店などが集まったエリアと、スポーツ、キッチンカーなどが集合したエリアがありました。両方のエリアに出店されている数の合計は40以上。かなりの規模のイベントです。
この日はあいにく曇りの天気で気温も低かったのですが、家族連れの方など多くの方が参加していました。

まずは上の写真にある通り、大清水公園を広々と使用しています。こちらには、農家さん、ワークショップ、雑貨店が並んでいます。どんなお店があるのでしょうか、見に行ってみましょう。

こちらはれんこん農家の「すずき蓮根農園」さん。品質の高いれんこんの産地で知られる霞ヶ浦周辺(土浦市)からの出店です。微生物の力を活かして育てたれんこんは、土浦市が認定する「土浦ブランド」を取得しています。(公式HP:https://suzuki-renkon.com/

こちらは牛久大仏の近くから来られた「青山きのこ園」さん。とれたての「生しいたけ」だけでなく「干ししいたけ」も販売されていました。こちらは無農薬で栽培をされているそうです。(Instagram:https://www.instagram.com/aotatsuuu/
このエリアにはその他合計13もの出店がありました。

次は「スポーツ」がテーマのエリアに向かってみましょう。
いやまずその前に、手前にこの「ワニナルフェス」の主催者本部がありましたので覗いてみます。

このイベントの主催者は「合同会社ワニナルプロジェクト」。
なんと広告デザイナーと元Jリーガーという異色の組み合わせの二人が、異業種から農業に関わり始め、地域への貢献を目的として立ち上げたプロジェクトです。広告デザイナーの青木さんはブルーベリー観光農園「アオニサイファーム」を立ち上げ、その運営をしていましたが、昨年つくば市議会議員に当選し精力的に活動の幅を広げている方です。

それではいよいよ「スポーツ」がテーマとなっているエリアを見に行ってみましょう。

こちらでは3×3のバスケットボールが行われていました。イベントとはいえなかなかの熱いゲームとなっています。

こちらはなんと、本物の「ポニー」ちゃんです!つくば市にある乗馬クラブ「クレイン茨城」からやってきました。今はお食事(水に浸した干し草)の最中ですね。お名前は「イチロー」さん。ちなみにこちらのイチローさん、野球はあまり得意でないそうです(笑)。
(公式HP:https://www.uma-crane.com/clubs/ibaraki/crane-ibaraki

その他、こちらの会場には多くのキッチンカーが並んでいます。その近くには、サッカーボールを使ってパフォーマンスをおこなう「フリースタイルフットボール」のデモンストレーション(上の写真右側)もおこなわれていました。みなさん興味津々で見入っています。

こちらはかわいい黄色の車が店舗になっている旅する絵本屋「3po books」さんです。主に絵本の古本が販売されていました。(Instagram:https://www.instagram.com/3po_books/

初開催の「IBARAKI GAMING DAY」。会場はたくさんの人で盛況でした!

さてここからは初開催となる「IBARAKI GAMING DAY」のご紹介です。イベントホールの中に入ってみましょう。

広い会場には人がたくさん来ています。ゲーム配信会社だけでなく、デザイン系のスクールや地元高校生の部活動のブースもありました。また、YouTubeやラジオ番組のプログラム、トークショーなども予定されていてかなりのにぎわいとなっています。

こちらはゲームの体験コーナー。行列が出来ている人気のゲームもありました。

こちらはゲーム用のコントローラーやマウスなどの販売をしている「AndGAMER株式会社」のブースです。軽量化、高速応答に対応したコントローラなど、ゲーム向けに特化した商品を販売しています。(公式HP:https://andgamer.co.jp/

こちらにはe-スポーツの研究をしている筑波大学研究室の研究成果が展示されています。「チームワーク」を生み出す秘訣や、疲労した時に有効な栄養素など、さまざまな角度の研究成果がポスター形式で展示されていました。

「ワニナルフェス」と「IBARAKI GAMING DAY」とのコラボによる新潮流のイベントを満喫

このようにお伝えしただけでも会場内にはさまざまな見どころがあって、これまでにない斬新でおもしろいイベントでした。体験コーナーもたくさんあるので、小さいお子様連れの方も家族で楽しめるようなイベントになっていました。
肌寒い一日でしたが、会場には多くの方が参加しており、にぎわいのある楽しい時間を過ごすことができました。このような新しい企画のイベントは、これからもどんどん増えていきそうな気がします。

「ワニナルフェス」&「IBARAKI GAMING DAY」(終了イベント)
会場:大清水公園(茨城県つくば市竹園1-5-2)
   つくばカピオ(茨城県つくば市竹園1-10-1)
アクセス:つくばエクスプレス線「つくば駅」から徒歩約10分
公式HP:https://waninaru-project.com/festvol11/

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。