普段何気なく食べているものがどこから来ているのか、考えたことはありますか?
そんな疑問を楽しく学びながら解決できる施設が、JICA筑波です。
そのJICA筑波の展示スペースが2025年2月8日に「世界の食と農」をテーマとする「JICAつくば地球ひろば」としてリニューアルしたとのことで、さっそく行ってきました!
世界の食文化や農業、文化について、五感を使って体験できる場所なので、子どもから大人まで楽しめます。
今回は、JICAつくば地球ひろばの魅力をたっぷりとご紹介します!
まず、入口を入ったら右側のフロントで来訪者証を受け取り、いよいよ見学スタート!
施設内は自由に回ることができるので、気になる展示から見ていくのもいいですね。
入ってすぐに広がる世界の魅力

施設に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、大きな地球の絵です。
この絵は、バナーデザインコンテストで大賞を取った学生さんが描いたものだそうです。
地球を大切にしたいという想いと、多様性の大切さがやさしく表現されていて、見るだけで心が温かくなります。

左手には各国の民芸品が展示されたコーナーがあります。
さまざまな工芸品が並び、各国の文化を垣間見ることができます。
日本とは異なる文化や伝統を感じることができ、まるで海外旅行をしているような気分になります。
どんな素材が使われているのか、どんな意味が込められているのかを考えながら見ると、より深く楽しめそうですね。
食の展示エリアで学ぼう

食のエリアでは、日本の食料自給率を体験しながら学べます。
6種類の食事サンプルのトレーが並んでいて、モニターの前にトレーを置くと国内自給率と輸入先がパッと表示される仕組みになっています。

その隣には大きな冷蔵庫。扉を開けると「もし海外からの輸入が止まったら…?」という視点で、どんな一日のメニューになるのかが分かる展示になっています。
普段何気なく食べているものの多くが、海外からの輸入に頼っていることを実感できます。私たちが日々食べているものがどこから来ているのかを知ることで、食のありがたみを再認識できますね。
世界の食事をのぞいてみよう

さらに進むと、「世界の食事」エリアが見えてきます。
ここでは各国の食文化が紹介されています。

並んでいるバットのフタを開けると、各国の代表的な食事があらわれます。
初めて見る料理がたくさん!
それぞれの国の食事には、その土地の風土や歴史が反映されていてとても興味深いですね。
世界のどこかにある家庭の食卓をのぞき見するような感覚で楽しめました♫
2階のレストランでも世界の珍しいメニューが食べられるので、おすすめです!
世界のお米エリア

「お米」と言えば日本の主食ですが、世界にもさまざまな種類のお米があります。
ここでは、コシヒカリからネリカ米まで、世界各地のお米を学ぶことができます。
JICA筑波では、毎年田植えや稲刈り体験を開催しているので、実際にお米作りを体験することもできるそうです。

稲の高さにも注目!
展示されている稲は意外と背が高く、「何メートルあるのか?」ぜひ実際に背比べしてみてください。
日本の品種だけでなく、世界のお米を知ることで、食文化の多様性を改めて感じられました。
クイズやゲームも盛りだくさん

施設内には、クイズやゲームがちりばめられていて、楽しみながら学ぶことができます。
お子さん連れの方でも飽きずに見学できそうですね。


例えば、お米の〇✕クイズや野菜のタネを当てるクイズに挑戦できて、正解すると新しい発見があるかもしれませんね!
2階へ!民族衣装と協力隊のリアルな生活

JICA筑波で働く方々が世界各国で出会った「おいしい食べ物」紹介展示を見ながら、2階へ上がってみると…
アジアからアフリカまで、世界の民族衣装の展示があります。

実際に手に取って試着でき、背景が変えられるフォトスポットで記念写真を撮ることもできます。

さらに、JICA海外協力隊の方が持って行くスーツケースの中身も再現されています。
インスタント食品や日本のお土産など、リアルな荷物を通して、海外協力隊の生活を身近に感じられました。
JICA筑波で世界を知ろう!

JICAつくば地球ひろばは、楽しく学びながら世界とのつながりを実感できるステキな場所でした!
展示だけでなく、実際に触れたり、体験できて、子どもから大人まで楽しめる学びの場です。
日本だけでなく世界の食や文化、暮らしを知ることで、グローバルな視点を持つことができます。
ぜひ一度、JICA筑波に足を運んでみてくださいね!
JICAつくば地球ひろば
住所:茨城県つくば市高野台3-6 JICA筑波 けやき棟
アクセス:つくばエクスプレス線「つくば駅」からつくバス南部シャトルで約25分「理化学研究所」で下車徒歩約5分
TEL:029-838-1111
営業時間・定休日:要問合せ