科学万博の記念施設「つくばエキスポセンター」

1985年につくば市で「国際科学技術博覧会」、通称「科学万博つくばエキスポ ’85」が開催されました。
子どもの頃、わくわくして訪れたことを思い出します。近未来を想像させるパビリオンを見て、21世紀はこんな世界になるのかなと、思いを巡らせたものでした。
その記念施設「つくばエキスポセンター」が、中央公園の隣にあります。つくば駅から公園内を北に向かって5分ほど歩くと、ロケットが見えてきます。その隣の建物が「つくばエキスポセンター」です。

科学の世界に浸ろう!

入館料は大人500円、子ども250円です。
プラネタリウムを見るのなら、それぞれ1000円、500円となります。

今回は、展示場だけをご紹介します。
訪れたのは春休み中の日曜日だったので、小学校入る前のお子さんたちがとても多かったです。
定期的に「工作教室」も行われているようです。人気のあるコーナーで、整理券配布は終わっていました。

中に入ると、「サイエンスミュージアムショップ」があり、科学グッズがいろいろ揃っています。実験グッズのノートやハンカチなど、科学好きにはたまりません!

通路を進むと、「科学万博つくば’85」の記念展示がありました。

右側の青いロボットがマスコットキャラの「コスモ星丸」です。かわいいロボットですね。

科学の世界へようこそ!

次に展示場に向かいました。
「サイエンスゾーン」「エネルギーゾーン」と分かれています。

ここでの展示物全ては、科学に関することばかり。
解説をしっかり読むと、とても勉強になりますよ。

最初の写真はプラズマボールです。
電気が目に見えるのは、面白いですね。プラズマといえば雷が身近な現象でしょうか?

そして、「竜巻発生装置」です。
気象現象は、地球の大きな不思議ですね。

次の写真は、「人型ロボット」です。
ショベルカーやフォークリフトを運転できるそうです。
雨の日はレインコートを着てお仕事をするそうですよ。人間みたいですね。
実際に危険な工事現場や、原発内での作業など、ロボットが活躍することは増えていますね。

偉大な科学者たち

さらに展示場を進んでいくと、「サイエンス・ワークス 科学者のしごと」というコーナーがありました。

一番左の「ガリレオ・ガリレイ」といえば、ドラマの「ガリレオ」を思い浮かべる人が多いと思いますが、16~17世紀のイタリアの物理・天文学者ですね。
現代では常識である「地動説」を最初に唱えて、「異端」として有罪判決を受けています。
それでも、正しいことを主張し証明してきた偉大な科学者たちのおかげで、今の恩恵があるのですね。

目に見えるものが現実ではない、錯視の世界

次に2階に上がり、企画展示の「錯視の世界」を見ました。

「錯視」とは、実際とは違うように見えてしまうことです。
「だまし絵」などは、背景のデザインによって、直線が曲がって見えたり、大きさが異なって見えたりします。
展示の一つだけ写真を撮ってきました。
手前の模型と、鏡に写る姿が違って見えますね。不思議です。

企画展は5月8日まで開催しています。
科学の世界にどっぷり浸れます。
ぜひ、興味のある方は春の連休などに「つくばエキスポセンター」を訪れてみてはいかがでしょうか?

つくばエキスポセンター
住所:茨城県つくば市吾妻2-9
交通:つくばエクスプレス「つくば駅」A2出口から徒歩5分
電話:029-858-1100
営業時間:9:50ー17:00(最終入館16:30)
2023年8月11日~8月15日 9時40分~17時(最終入館は16時30分)
2023年12月28日 9時50分~15時(最終入館は14時)
2024年1月1日~2月29日 9時50分~16時(最終入館は15時30分)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日休)、年末年始(その他臨時休館あり)
    夏休み期間 7月21日(金)~8月31日(木)は毎日開館
駐車場:約60台

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。