大阪万博でも話題の、空飛ぶクルマの実証フライトがつくば市で行われると聞き、イベントに参加してきました♪
空を自由に使える世界を目指し、ヘリコプターやエアモビリティなどの次世代モビリティ事業を展開している株式会社AirXが、つくばヘリポートを運営するつくば航空株式会社と連携して「つくば空飛ぶクルマ テストフィールド」を開設したことによる記念イベントです♪
見どころが沢山ありましたので、詳しくお伝えしていきたいと思います!
イベント開始♪
開会式が始まり、主催者挨拶では株式会社AirXの手塚究代表取締役、つくば航空株式会社の田中哲生専務取締役が、来賓挨拶ではつくば市の五十嵐立青市長、EHang社のMr. Conor Yang氏がそれぞれ祝辞を述べられました。
その後、テープカットがありました♪参加者からも拍手が送られます。
左からの五十嵐立青市長、つくば航空株式会社の田中哲生専務取締役、株式会社AirXの手塚 究代表取締役、EHang社のMr. Conor Yang氏。
空飛ぶクルマって、どんな乗り物?
今回テスト飛行に使用された機体は「EH216-S」というAirX所有の機体で、主な特徴は4つになります♪
1つ目は、
あらかじめ飛行ルートをプログラムすることによる、パイロットレス自律飛行が可能♪
プライベート空間の完全自動飛行が実現できるとのこと!
2つ目は、
安全性能で、地上のコントロールパネルシステムとリアルタイムで高速ネットワーク接続し、あらゆる緊急事態に対応することが可能だそう。
3つ目は、
環境にやさしい電気駆動のため、持続可能でカーボンニュートラルな航空機であること♪1回の充電で約30kmの飛行が可能だそうです!
4つ目は、
都市に最適な静音性とコンパクトサイズを兼ね揃えていること♪従来の航空機では離着陸できなかった拠点同士を、短距離で結ぶことができるとのことです!
これらの特徴を活かして、AirXでは都市部の渋滞解消や移動時間短縮、交通インフラが不十分な地域での移動手段の提供、災害時の活用など、誰もが利用できる世界の実現を目指しているそうです♪
実際の機体を見てみると、8本に分かれたプロペラに搭乗部分が乗っかっていて、ずいぶんスマートな印象♪
ヘリポート内での移動は8名のスタッフの方々により行われ、機体はコンパクトな印象でした!
いよいよ実証フライト!
今回のフライトでは高さ約30m、1回あたりの飛行距離が約340m、無人、オートパイロットによる自律型飛行にて重さ約30kgのマネキンを乗せた飛行が実施されました。
特徴に静音性とあるように、ヘリコプターのパタパタという音とは違い、ブーンというような電動音が聞こえました。
無人飛行とのことですが、離陸から飛行、着陸まで安定感がありましたよ。時速20〜25kmで飛行できるそうです!
実証実験終了後、地上に停まった状態の機体に、乗車体験させていただいたのですが、中は2シーター、前にはモニターが付いていて、足元が広いのでゆとりのある空間でした!
今後について♪
今後は「つくば空飛ぶクルマテストフィールド」を拠点として、空飛ぶクルマの安全かつ効果的な運航を確認する技術実証や、つくばヘリポートが関東地域の中心的バーティポート※となるよう整備するとのこと。
また、首都圏で将来的に数千機の空飛ぶクルマの運航を見据えた運航管理等のインフラ基地構築、展示だけでなくデモフライトなどを通して、社会受容性の向上を目指していくそうです。
イベントには子どもと参加させていただきましたが、空飛ぶクルマに乗って実際に空を飛んでみたいと目を輝かせていました♪
自由に空を移動できるなんて、夢のような話かと思っていましたが、この子たちが大きくなる頃には、あたりまえの交通手段となる日がくるのでしょうか♪近未来を感じられる、すてきなイベントでした!
※バーティポート(Vertiport): VTOL機(Vertical Take-Off and Landing、垂直離着陸機能を有する航空機)の到着、出発及び地上移動等のために使用される陸上の一定の区域で、空港等のうち、VTOL機専用の陸上ヘリポート。(出典 :国土交通省 バーティポート整備指針 https://www.mlit.go.jp/koku/content/001711020.pdf)
つくば空飛ぶクルマ テストフィールド
住所:茨城県つくば市上境992
アクセス:つくばエクスプレス線「つくば駅」から車で約12分