つくば市が酒造りを積極的に推進していることはご存じですか?
2017年12月に内閣府から「つくばワイン・フルーツ酒特区」の認定を受けていたり、2019年には「つくば市地酒等による乾杯の推進に関する条例」が制定されていたりします。市のホームページに掲載されている「つくばのおさけ」というパンフレットには、市内で生産されているビールやワイン、日本酒が紹介されています。
そんな中の一つ、筑波山の名水を使用してクラフトビールを作っている、TSUKUBA BREWERY(つくばブルワリー)さんのクラフトビール醸造所を訪問してきました。
2024年にオープンした醸造所
2024年にNEW OPENしたこちらの醸造所は、もともとは別の場所にあった醸造所を、移転・拡大する形でオープンしたそうです。名前は「TSUKUBA BREWERY 筑波山麓」。
まだできたばかりのこちらの醸造所、今回の見学ツアーはなんと開催第一回目。貴重な機会に参加することができました!
間近で見学できる!
こちらの建物内に醸造所があり、直売所が併設されています。原料の段階から出来上がって缶に詰めるまでの様子を見学することができます。
手のひらにのっているのはホップです。
ちなみにかじってもOKとのこと。
見学の詳細は割愛しますね。行った方のお楽しみです。
一通り説明を受けたあとは、自由な質問の時間。
クラフトビールの味の作り方や、名づけの方法、ビール・発泡酒・クラフトビールにまつわる裏話、醸造家になる修行のことなど、いろいろなことを気さくに話してくださいました!
一般的に、大規模な工場見学では時間も限られているし、説明してくださる方と作り手が違うことが多いと思います。作り手に直接あれこれと質問できるのって楽しいですよ!見学に興味が湧いた方、ぜひいろいろと質問してみることをおすすめします!
お待ちかねの試飲タイム!
質問タイムの後は、参加者お待ちかねの試飲の時間。試飲と言っても、一杯しっかりいただくことができます。
サーバーから注いで提供されるクラフトビールは、この日は6種類ありました。その中から好きなものを一つ選びます。
いろいろ学んだあとに飲むクラフトビールは感動もひとしおですね。
併設されている直売所にあるクラフトビール缶とはラインナップが異なっていて、買うことができない、この場でしか飲むことのできない種類のクラフトビールもありました!
また車の運転のため等、飲むことができない方については、好きなクラフトビールを一缶持ち帰ることができます。
ちなみに私は運転手のため、同行者に4種飲み比べセット(これは見学したその日からメニューに加わったとのこと)を注文してもらい、香りだけ堪能しました。
そして一缶持ち帰り分プラス4缶購入、計5缶を手に入れました。…その場で味わえないとなると、いろいろ買いたくなっちゃいますよね。ね?
満喫した今回の醸造所見学。
今後も月一回程度の見学ツアー開催を見込んでいるそうです。
仮にツアーに参加できなくとも、直売所限定のビールもあるので、訪れる価値は大です!
ちなみに、TSUKUBA BREWERYさんはつくば市の洞峰公園前にお店を開いており、そちらでは料理とともにクラフトビールを味わうことができるそうです。
今回の見学者の中で、こちらの店舗の近くに住んでる人が偶然いました。昼間に公園を散歩して、こちらの店舗で一杯飲んで帰宅するのが至福とのこと。
くー、うらやましい。
持ち帰ったクラフトビールたち
ちなみにその日の夜、3缶空けました。だって飲み比べしたかったんです。
個人的に一番感動したのは、金色姫IPA。ザ・グレープフルーツ!いや、果汁は入ってません。フルーツビールではないので。でもグレープフルーツなんです。桃やマンゴーのようなアロマがほのかに香って、普段ビールを飲み慣れない人でもおいしくいただけると思います。
みなさんも一押しのクラフトビールが見つかるといいですね!
TSUKUBA BREWERY 筑波山麓
住所:茨城県つくば市筑波2980-1
アクセス:つくばエクスプレス「つくば駅」より車で約27分
営業時間:土・日・祝日 12:00-18:00 (冬季営業 11:00-17:00)
祝日等の営業についてはSNSで随時お知らせ
電話番号: 029-879-9882