みなさんは「しもつかれ」って知っていますか?
かつては旧暦2月初午(はつうま)の時に稲荷神社に供えるものとして作られていた郷土料理で、主に北関東で食されています。テレビ番組でも時々取り上げられていて、材料によっては生臭い、まずい、などと言われていることも。でも私は貞子ばあちゃんが作るしもつかれが大好き。毎年煎り豆が出回る節分のころを楽しみにしているんですよ。
材料は地方や家庭でも異なるようですが、今日はつくば出身の貞子ばあちゃんの、甘酢でさっぱりといただけるしもつかれレシピをご紹介します!
これだけあればできる! しもつかれの材料
しもつかれの材料(作りやすい分量)
- 大根 1本
- 人参 1本
- 節分の煎り豆 1袋
- 油揚げ 2枚
- 砂糖 70グラム
- 醤油 100cc
- 酢 100cc
必要な器具
- 鬼おろし ※調理器具店や竹製品などを売っている民芸品店などで購入可
- 大きな鍋
- 木べらなど混ぜるもの
鬼おろしにはちょっと力が要ります! 調理手順
まずは大根を鬼おろしでおろしていきます。この時、大根が飛び散るので大きな鍋の中でおろします。大きめの塊やあられのようなものまで大小さまざまできますが、これがおいしくなるポイントなので気にせずガンガンおろします。
続いて人参も大根と同じように鬼おろしでおろします。
大根と人参をおろせたら油揚げを1センチ幅に切っていきます。貞子ばあちゃんの場合、油揚げの油抜きをしたり、焼いたりしません。ここはお好みで大丈夫。
切った油揚げを大根と人参の鍋に加えたら、節分の煎り豆も加えます。
ここに調味料(砂糖・醤油・酢)を加えて混ぜ合わせたら完成!
鬼おろしで大根と人参をおろすところが少し手間ですが、あとはいたって簡単です!
さっぱりおいしいしもつかれ できあがり!
出来上がってすぐ食べると煎り豆がカリカリして食感が楽しめ、しばらく置いてから食べると味がなじんでこちらもおいしい。大きい大根が出てきたり、ちょっとしっとりした煎り豆が出てきたり、初めて食べたときはちょっと驚きでした。
鍋いっぱいにできあがるしもつかれ。冷蔵庫で保管して、数日で食べきってくださいね。うちは家族が多いので数日で食べきれますが、人数が少ない場合は半量にするなど、調整してください。味もお好みなので一度作ってみて濃いと感じたり薄いと感じたら調整してみてくださいね。
節分で煎り豆が余ってしまったときや大根がたくさんあるときなど、大体こんなもんかな?と気軽に作れば良いと思います!ちなみにうちではしもつかれのために節分の煎り豆を多めに買って作りますよ。みなさんもぜひ作ってみてください!