古民家空間で本格的なコーヒーと和菓子を楽しめる、つくば文化郷「珈琲店まめは」

つくば駅から土浦方面に車で10分ほど走ると、「つくば文化郷」という民家園があります。
筑波地方の150年前の農家の住居を利用し、ギャラリーやカフェ、家具店などが営まれています。当時の農村の風景や雰囲気がそのまま残っている、とてもステキな空間です。
今回紹介するのは、コーヒーと和菓子のお店「珈琲店まめは」です。
明治時代にタイムスリップしたかのような、落ち着いた特別な時間を楽しめますよ。

つくば文化郷のコーヒー店

今回紹介する「珈琲店まめは」は、つくば文化郷にあります。
入ってみましょう。

上の写真の長屋門をくぐると、自然豊かな中庭が広がっています。
周りの瓦屋根の建物や松の木など、日本映画の世界に入ってしまったかのようです。

今回訪れるコーヒーのお店「珈琲店まめは」は、門を入って右手にありました。
看板も雰囲気によく合っていて、お店への期待が高まります!

コーヒーも国産ジュースも冷茶も!

入口を入ると、オススメドリンクが紹介されていました。
どれも魅力的ですね。
カスカラソーダというのは、私は初めて目にする飲み物でした。
コーヒーの果肉を干した「カスカラ」のシロップの炭酸割りと説明があります。スイカや紅茶のようなさわやかな甘味ということで、夏にぴったりですね。
そのほか、シークワシャーソーダやさんぴん茶、ゴーヤ茶といった飲み物が用意されています。
沖縄にゆかりがあるのでしょうね。

150年前の農家のおうちを訪れました

お店に入ると、古民家空間によく調和した家具が置かれていて、150年前に迷い込んだようです。

天井は、木を使った梁にやわらかい光のランプが灯っていて、落ち着ける雰囲気を作り出しています。

ずっしりとした木目調のインテリアはとてもオシャレです。
仕切りも兼ねた本棚やのれんがかかった窓など、個人の別荘のようにステキで優雅な気持ちになりました。

本棚には、移転前の開業当時の写真が飾ってありました。
場所が違っても、古民家空間の雰囲気は同じなのですね。

和菓子とコーヒーです

まずは、お昼時だったのでイタリアンホットサンドの「キノコとチキンのパニーニ」を注文しました。
パンは土浦のパン屋さんのものだそうです。
焼き立てでふんわりしていて、チキンとキノコがやさしい味でおいしいです。

魅力的なドリンクはたくさんありましたが、やはりコーヒーを飲みたい!
店主さんに相談して、アイスコーヒーの「青もみじブレンド」を注文しました。
酸味がきいて、和菓子にも暑い夏によく合うとのことです。
また、「赤もみじブレンド」は苦味と甘味が力強いコーヒーということでした。

私は一口飲んでそのさっぱりした味と、それでいてコーヒーのしっかりした風味を同時に味わえることに、とても感動しました。
コーヒー豆の味と魅力が存分に引き出されていて、飲むごとに複雑な味わいを楽しめて豊かな気持ちになりましたよ。
和菓子は、すもも。果実のあんをういろうで包んでいるかわいらしい和菓子です。

果物のすももが、涼やかなガラスの器に盛られているようですね。
外はやわらかく、中のあんは甘酸っぱいすももの味が爽やかに香り、食べ終わるのがもったいないほどおいしいお菓子でした。
コーヒーにもよく合いました。

古民家空間で本格的なコーヒーと和菓子。お店の外にも昔の農家のお庭が広がり、ゆったりとした特別な癒しの空間と時間を楽しめます。
また伺って、いろいろなコーヒーを味わいたいです。

珈琲屋まめは
住所:茨城県つくば市吉瀬1679-1つくば文化郷内
電話番号:029-857-2181
アクセス:つくばエクスプレス線「つくば駅」から車で約10分
営業時間:平日11:00~19:00、土日祝10:00~18:00(喫茶室のみ14:00~16:00お休み)
定休日: 水曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。