2024年12月9日(月)~22日(日)の期間、つくば市北条にあるつくばワイナリーにて、アート作品が見られる「2024つくばアースワーク展」が開催されました。
出品されているアート作品は、ぶどう畑で剪定をする際に廃棄される「つる」を使った立体アート。
このようなめずらしいアート作品を見ることができましたので、会場の様子とあわせてお伝えしようと思います。
「2024つくばアースワーク展」会場の様子
とても見晴らしの良い場所にある開催地のつくばワイナリー。ぶどう畑の向こうにはくっきりと筑波山が見えます。
こちらは「2024つくばアースワーク展」会場の様子。「つくばアースワーク展」の開催は今年で3回目。これからご紹介するアート作品は、つくばワイナリー広場の周囲に展示されていました。
奥にある建物は、1階がワインを販売しているショップになっています。
この日は晴天でしたが、冷たい風が強く吹いていたため、屋外は寒い一日でした。
自然に囲まれたワイナリーで見る立体アート作品
それではいよいよ「2024つくばアースワーク展」に出品されていたアート作品のご紹介です。
こちらはかなり大きな作品。一番高いところで約4mあるそうです。作品名は「Cadenza(カデンツァ)」。Cadenzaとは、音楽用語で「独奏者や独唱者がオーケストラの伴奏を伴わずに、自由に即興的な演奏や歌唱をする部分」のこと。この作品からは、のびのびと自由に自らを表現しているような感じが伝わってきます。ちなみにこの作品を作ったのは、日本に長く在住されているハンガリー人のアーティストの方でした。
こちらは「アースワーク展」代表の方の作品です。作品のテーマはConnect(つながりがある、関係がある、の意)。
人はみな、必ず誰かとつながって生きている。そのつながりは家族であったり、地域であったり、職場であったりする。そして人は社会でつながるだけでなく、自然や地球ともつながって生きている。そのつながりの尊さ、調和を改めて見直し、大切にしたい。そんなメッセージが込められている作品です。
自然に囲まれた場所に展示されていると、作品の魅力が更に増している気がします。
この作品もぶどうのつるで作られているため、温度や湿度の変化、風の影響などで日々形が変わるそうです。まさに自然にConnectした状態。形が日々変化するアート作品というのもとても面白いです。
こちらは「イルカ」をモチーフとした作品。水の中から出てくるイルカのような躍動感が感じられる作品でした。
この写真は、作者の方が目の前にあるご自分の作品を紹介しているときの様子です。作品のタイトルは「iriai」。「いりあい」とは入り組んでいること、または、一定地域の住民が一定の山や森、野原などを共同で使用すること、という意味です。
ぶどうのつるを使った飾り作りが体験できるワークショップも開催
ひざ下にたくさんあるのが、剪定で不要となったぶどうのつる。これを使って、カゴやリース(植物などで作られた輪状の飾り)を作ることを体験できるワークショップも開催されていて、多くの方が興味津々で参加していました。
ぶどうのつるといっても、ぶどうの品種によってつるの太さや硬さなどが違うため、自分が作りたいものにあわせてつるを選ぶところから始めるそうです。
2025年1月20日(月)~26日に、カスミつくばセンターにてアート作品を展示
廃棄されるぶどうのつるで作っためずらしいアート作品が展示されていた「2024つくばアースワーク展」は、2024年12月22日(日)をもって終了となりました。
自然に囲まれたワイナリーでアート作品とふれあう初めての経験をしましたが、開放的でとてもリラックスした雰囲気の中でアート作品を見ることができ、このイベントをとても楽しむことができました。
イベント自体は終了しましたが、このあと2025年1月20日(月)~26日(日)の期間、カスミつくばセンター(茨城県つくば市西大橋599-1、駐車場完備)にてご紹介したアート作品の一部が展示される予定となっています(入場無料)。
お見逃しの方はこちらで見学も可能ですので、ご家族やご友人と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
(お問い合わせ先:株式会社カスミ 環境社会貢献 TEL:029-850-1824(土・日・祝を除く9:00-17:00))
2024つくばアースワーク展(終了イベント)
開催日時:2024年12月9日(月)~22日(日) 10:00-17:00(最終日のみ13:00まで)
開催場所:つくばワイナリー広場(茨城県つくば市北条字古城1162-8)
アクセス:つくばエクスプレス「つくば駅」から車で約25分
Instagramアカウント:@tsukuba_earthwork