つくばに新しい風!おいしくてからだ想いのカフェレストラン「ロカボナ」

最近つくばでは新しい飲食店が次々とオープンし、徐々に活気を取り戻してきました。
食べることが好きで食べ歩きを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?

おいしいものを食べると幸せを感じますよね!
わたしも食べることが大好きなので
今日は何を食べようかな~と考えるのが楽しいです♪

しかし、毎日おいしいものを思いっきり食べたいと思う反面、
健康も気になりますよね。

おいしいものも食べたいけど、健康にも気を付けたい・・・
そんな人におすすめのお店が、昨年つくばにオープンしました。

お店の名前は、ロカボナ。
低糖質料理がコンセプトのお店で、
食材や調理方法にもこだわりぬいた絶品料理をいただけます。

健康上の理由から糖質を制限している人はもちろん、
そうではない人も満足できるお店です。

今回ランチをいただいてきたのでご紹介したいと思います。

のどかな景色に溶け込むおしゃれな店舗

お店はみどりの駅から徒歩5分の場所にあります。

駐車場は店横の砂利のスペースです。

メニューが書かれたボードにワクワクします♪
海外の絵本に出てきそうな世界観のアプローチは、なんとオーナー自ら手掛けたそうです。

店内にはカウンター席とテーブル席が3つ。

席数は多くはありませんが、おしゃれな家具がゆったりと配置され、落ち着きのある非日常的空間が広がります。

カウンター席の頭上のランプは
元々は照明として売っていたものではなく
アンティーク品を組み合わせてランプとして使っているんだそうです!
センスのよさに思わず見とれてしまいます。

イスやテーブルにも強いこだわりがあり
日本国内でもなかなか出会えない稀少な名作をそろえているそうです。

オーナー自身のセンスのよさと上質な家具が作る空間はとても優雅。

休日のお昼のメニューは1種類のみなので、休日ランチセットを注文しました。
この日の献立は以下の内容でした。

  • 低温ローストポーク
  • きのこのドリア(ダイズライス)
  • 野菜ときのこだけのポタージュ
  • コーヒーorうまぶどう茶


さらに食後にチョコレートパフェを注文しました。

低糖質なだけではありません! 素材と調理方法にこだわった絶品料理の数々を堪能

最初に野菜ときのこだけのポタージュがきました。
材料は野菜ときのこと胡椒だけ。口に入れた瞬間きのこの香りが広がり、次第に胡椒の辛みで体がポカポカしてきます。
出汁は使っていませんが、香りと旨味が奥深いです。さらに味の変化が楽しめ、しっかりとトロミがあるので大満足。

続いて低温ローストポークです。
この一皿では、2種類の調理方法で作ったローストポークを食べ比べられます。

右側3枚は真空パックして低温ローストしたものです。
肉はしっとり柔らかくてジューシー。
脂身がバターのようにねっとりと濃厚で滑らかな舌触りで上品です。

左側の3枚は芯温をさしながら低温ローストしたものです。
真空パックのものに比べると水分が抜けていてさっぱりとしています。
香ばしさがあるので薫りを楽しめます。

そのままでもおいしいですが、ゆずの皮と味噌を合わせたソースもよく合います。

添えてある野菜も主役級のおいしさです。
ブロッコリーはオーナーの実家で採れたもので、のらぼう菜はあいはら農園のものです。

野菜は蒸した後、急速冷却しています。
この調理方法だと栄養を逃さずに野菜自身の甘みと鮮やかな色味を最大限に引き出せるそうです。

たしかに、ブロッコリーはシャキシャキ、のらぼう菜はもちもちの食感を楽しめ、
どちらもみずみずしく甘みを感じます。
調理のひと工夫でこんなにも素材が生きるんですね!

肉の上にのっている金かぶはみずみずしくてとても甘いです。

続いて、きのこドリアです。
こんがりと焼かれたたっぷりのチーズに、食感がよいきのこがゴロゴロ入っていて食べ応えがあります。

実はこのドリア、お米の代わりに大豆から作られたダイズライスが使われています。
お米に比べて糖質が87%オフだそうで、はじめて食べますが、形や食感はお米のようなので、違和感がありません。

食後にうまぶどう茶。
聞くのも飲むのもはじめてです。
口に入れた瞬間香ばしさが強めですが、口に残らないのでさっぱりしています。

甘いものが大好きな人も大満足なハイレベルのデザート

おいしいご飯の後は、いよいよお待ちかねのチョコレートパフェです!
大きなグラスで運ばれてきた瞬間、想像以上のボリュームにびっくり!

さらに驚きなのは、糖質量!
一般的なパフェの糖質がだいたい50~80gのところ、こちらのパフェはなんと10g程度なんです!

具材やトッピングはすべて手作りで、小麦粉と砂糖は使わず、素材や調理方法に工夫して糖質を抑えているそうです。

パフェには、上から順に
ガトーショコラ、クッキー、シュークリーム、チョコアイス、クランベリーとブラックベリー、豆乳のアイスキャンディー、豆乳プリン、コーヒーゼリー、甘夏をラム酒で煮たもの
が入っています。

上から下までどの具材も主役級のおいしさです!
中でも私はチョコレートアイスに感動しました。
上品な舌触りとカカオの深みがたまりません。

コーヒーゼリーのコーヒーは、ゼリーにぴったりな種類を見つけるために、専門家に意見をもらいながら多くの種類を試したほどのこだわりようです。
コーヒーの苦みと酸味と甘みのバランスがよく、後に残らないのでさっぱりと食べられます。

盛り付けの順番も試行錯誤を重ねたそうで、上にチョコレートを中心とした濃厚なものを置き、下に行くほどさっぱりとしたテイストにして、最後は甘夏のさわやかな余韻で終われる設計になっています。

砂糖不使用ですが、かえって素材自体の旨味や香りをしっかりと味わえるから
甘みに頼らなくてもこんなに大満足なんですね! ボリュームがあるのに重くないのでペロリと食べてしまいました。

パフェは時期によって内容が変わるので、全制覇したくなりました!

低糖質料理と聞くと、正直味は二の次で地味で味気がないイメージがありましたが、ロカボナの料理はすべておいしくておしゃれで豪華。
これが低糖質料理なの!?と、いい意味で私の固定概念を覆してくれました。
この感動をオーナーに伝えたところ、お店についていろいろとお話してくださいました。

オーナーは元々栄養士の資格を保有していましたが、全く関係のない仕事に就いていました。しかしある日、パートナーの糖尿病が発覚。
「私の力で彼の病気を絶対に治す」と決意したオーナーは、栄養士の知識を総動員したおいしい糖質制限食を作りパートナーをサポートしました。
毎日の低糖質の食事をベースに、運動にも取り組み続けた結果、インシュリンも血糖値を下げる薬も止められるほどまでによくなったのです。

その経験をいかし、「彼を助けてくれた糖質制限食が、同じように困っている人を助けることができるのではないか!」という想いから、2018年、東京都板橋区に低糖質料理と辛口のワインを提供する「ワイン酒場ロカボナ 」をオープンしました。

その後、2022年に生まれ故郷のつくば市に、こだわりの空間とより糖質制限食に焦点をあてた「低糖質料理とワイン ロカボナ 」をオープンしました。

安全でおいしい素材と手作りにこだわった低糖質料理を多くの人に味わってもらいたい。
そのために日々研究と試行錯誤を重ねることが楽しいと笑顔で話してくれました。

また、ロカボナでは、大人がくつろげる空間造りのため、子どもの入店に制限があります。
日々家事育児を頑張っている方には、たまには子どもを預けて息抜きをしてほしいという想いもあるそうです。

今後は、お店で食べて終わるだけではなく、自ら実践できるように料理教室の開催なども計画しているんです、といきいきと話すオーナー。とてもすてきです!
すべての料理が低糖質という、今までつくばになかった新しいジャンルのお店。
ロカボナにはおいしい料理と癒しの空間が待っています。
みなさんもぜひ体験してみてくださいね!

低糖質料理とワイン ロカボナ
住所:茨城県つくば市下萱丸476-1
アクセス:つくばエクスプレス「みどりの駅」から徒歩約5分
TEL:029-819-1571
営業時間:12:00-17:00
土曜日のみBARタイムも営業 18:00~22:00
定休日:月曜日、火曜日、水曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。