北条商店街の無料休憩所■北条ふれあい館で北条の歴史を知り、昔遊びを楽しむ!

北条ふれあい館は土日祝日のみ開館している、北条の案内所兼無料休憩所です。
北条商店街の釜揚うどん店あおやまさんにお昼を食べにきた際、どんなところか気になったので寄ってみました。

北条ふれあい館となっている建物は元呉服屋の田村家さんで、大正モダンの雰囲気を残しています。呉服屋さんらしく、畳敷の小上がりがあり、ここで反物などを広げたり、体に当てたりしていたのかな、と想像しました。

店番の女性お二人(通称:乙女)が迎えてくれました。92歳と84歳とのことでしたが、元気いっぱいで若々しい!
北条商店街について質問をすると、多気城の城下町であったということや、水争いが起こらないよう、用水路(裏堀)を整備してくれた多気城主のことなどを案内図を見せながら教えてくれました。
近くに住んでいながらも知らないことばかりで、とても勉強になりました。
北条周辺の施設パンフレットや地図などもあるので、気軽に質問してOKのようです。

お昼を食べた後だったので、北条のご当地アイス、『北条米スクリーム』をデザートにいただくことにしました。北条米を練り込んで作ったもちもち感が魅力のアイスで、プレーンと抹茶があります。
それぞれひとつづつ購入すると、カチカチで食べにくいアイスに魔法をかけて柔らかくしてくれました。北条ふれあい館の中で食べることができます。
子どもたちに一口づつ味見させてもらいましたが、さっぱりとしていて食後にぴったりのアイスでした。きなこや黒蜜が置いてあり、お好みでかけて食べてもOK。信玄餅のような味わいになり、味変が楽しめました。

食べ終わると乙女たちが、子どもたちに昔遊びを教えてくれました。
手作りのけん玉やお手玉、紙で作った竹とんぼ。こまに万華鏡、そしてだるまおとしなど。
今まで昔遊びをあまりしてこなかった子どもたちは、器用に遊ぶ乙女たちに習い、夢中で遊びます。
お手玉を箱に開けた穴に向かって何度も投げ入れたり、紙コップで作った光の万華鏡を飽きずにのぞいたり。さかさまこまは回っていると逆さまになるのが不思議でした。

手づくりの光の万華鏡。
のぞいて光の方を見ると光があふれます。

そんなこんなで、ちょっと寄ってみるつもりが、気づくと1時間近く経っていました。
とっても楽しい時間でしたし、乙女たちにも「楽しかったわ〜」と言っていただき、笑顔で帰宅の途に着きました。
また北条商店街を訪れた際は北条ふれあい館の乙女たちに会いに行きたいと思います!

駐車場は北条ふれあい館から少し歩きますが、北条商店街共用駐車場(茨城県つくば市北条24)を無料で利用することができます。
みなさんも、つくば道を通って筑波山に行く際や、ランチやカフェなど、北条商店街に行く機会があればぜひ行ってみてくださいね!
楽しくて元気な乙女たちが迎えてくれるはずです!

北条ふれあい館(旧田村呉服店)
住所:茨城県つくば市北条39
アクセス:つくばエクスプレス線「つくば駅」より車で約22分
開館日:土・日・祝日 10:00〜16:00

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。