辛いカレーを食べて汗をかきたいということで、つくば市筑穂にあるカレーライス専門店Coocy(クーシー)へ行ってきました。
こちらのカレーには、Coocyがイベントに出店した際に出会いました。その後お店に伺ったこともあり、今回は2回目の来店です。
Coocyとはヒンディー語で「喜び」

Coocyは2019年8月につくば市筑穂にオープンしました。ご夫婦で経営しているカレーライス専門店です。
カレーを専門にしようと考えたのは、ご主人が東京の調理師専門学校で学んでいた際、授業で作ったカレーが同級生に大好評だったことがきっかけだそうです。
最初はつくば市みどりので間借り営業からスタートし、「やはり自分のお店を持ちたい」と地元でCoocyを開く決心をしたと言います。
Coocy(クーシー)というのは、ヒンディー語で「喜び」という意味だそうです。この言葉が気に入ったご主人が、ヒンディー語から当て字でアルファベット表記にし、店名になりました。
お店はビルの1階です。黒の背景に白地の文字、オレンジ色でぐるりと囲われている、おしゃれな看板が目印です。
駐車場はお店の目の前に4台分あります。かわいらしい字で「Coocy駐車場」と書かれているので、迷わず駐車できますよ。
こまやかな気遣いが感じられる店内

ビルの中に入ると、お店の入口前にアルコール消毒がありました。お店のお客様専用のようです。

店内入口付近にもアルコール消毒が置いてあります。コロナ禍からマスクと消毒が欠かせない心配性の私には、この細やかな気遣いがうれしいです。

トイレとは別に手洗い場があるのも、ありがたいです。

席には、奥さまが笑顔で案内してくれました。
お店の中はオシャレな雰囲気で、入って左側にカウンター4席と、右側にはテーブル5席があります。
私が伺ったのは13時過ぎだったので、ランチタイムのピークは過ぎたようで、3組ほどのお客さんがいました。店内は落ち着いた雰囲気で、みなさんゆったりと過ごされています。

店内には小説や図鑑(宇宙、自動車・飛行機、魚、カブトムシなど)があり、自由に読めます。本を読みながら注文を待ったり、食後に少しのんびり読書ができたりするので、本好きの大人や子どもにうれしいサービスですよね。
すべてご主人がセレクトした本だそうですが、タイトルを見ると「読みたい!」と思える本ばかりでした。
順番に選ぶだけ!分かりやすい注文スタイル

ではさっそく注文!メニュー表には以下の1~4の手順が書いてあり、順番に選んでいきます。
1.カレーを選ぶ(ハッシュドチキンカレーor焼きカレー)
2.大きさを選ぶ(ハーフ、並、中、大)
3.辛さを選ぶ(甘口、普通、1辛、2辛、3辛)
4.トッピングを選ぶ
私のチョイスは焼きカレーのハーフ、辛さは普通、トッピングに以前頼んでおいしかった素揚げ野菜と期間限定真あじのフライを選択しました。
さらにプラス300円とお得なドリンク&サラダセットを追加。ドリンクは奥さまオススメのラッシー(人生初です)、サラダのドレッシングは自家製レモンドレッシングをチョイスしました。

メニュー表には、多くのトッピング例が写真付きでのっていました。どんなカレーになるのかイメージしやすいですね。

お子様カレーは3種類のメニューがありますが、トッピングやセットメニューを追加することも可能です。
トッピングでカレーが見えない!具材を混ぜて食べると最高

最初に運ばれて来たのが、プレーンラッシーとサラダです。
まずは人生初のラッシーを一口。ヨーグルトがそんなに得意ではないのですが……これはおいしい!
濃厚なヨーグルトのようですが、癖が少なく酸味が強すぎないからゴクゴク飲めます。
サラダにはキャベツ、ニンジン以外にタマネギも入っていました。自家製レモンドレッシングは、さわやかで口の中がさっぱりします。タマネギがドレッシングでマリネ風になっていて、とてもおいしくいただきました。

続いて、メインの焼きカレーがきました。ハーフサイズでもボリューム満点です。
通常の焼きカレーには、ブロッコリーとピクルス、ゴーダチーズ、温泉卵、フライドガーリックがトッピングされています。さらに私が欲張って追加したのが、素揚げ野菜(なす、ピーマン、ズッキーニ、じゃがいも)と真あじのフライです。トッピングに埋もれ、もはやカレーが見えません(笑)。

まずは温泉卵を割ってみました。トロ―っと黄身が流れ出て、食欲をそそります。
いざ実食!
奥深いスパイスを感じるカレーは、黄身でマイルドになりとってもおいしい。チーズとカレーもよく合います。具の鶏肉はほろほろと身がさいてあって、カレーにとてもなじんでいます。
そして、なす、ズッキーニ、ピーマンなどの野菜も本当においしい!揚げてあるのにしつこくなく、いくらでも食べられます。
真あじも身がふっくらしていて、食べ応えがあります。ソースはお好みでつけても良いですが、そのままカレーと一緒にいただきました。
ピクルスはカレー粉であえてあるようで、色鮮やか。カレーと卵、チーズ、揚げ野菜、ピクルスを全部一緒に食べると最高です。
スパイスでだんだん汗がにじんできましたが、暑い日に汗をかきながらカレーを食べるのもいいものです。
お店のこだわり!徹底的に脂質を抜く

ふとメニュー表に目をやると、お店のこだわりがしっかり書いてありました。ご主人にお話を伺うと、カレーと向き合う誠実な人柄を知ることができました。
まずカレーには、基本的に、バター、小麦粉、カレー粉しか使っていません。
ご主人がカレーライス専門店を開くにあたって、以前から感じていた「カレーの脂っぽさ」をどうにかなくしたいと考えたからです。
コクを出すために牛脂などを入れるお店もありますが、Coocyのカレーには入れません。そのかわりタマネギをいためる際に、テンパリング(スパイスの香りを油に移すこと)した油で炒めます。そうすることで、タマネギがスパイスをまとい、より香ばしくコクがでるのです。
鶏肉の油も極力取り除く徹底ぶりです。
ご主人の「脂質を取り除きたい」という思いはカレーにしっかりあらわれていますね。
実際、私はカレーにトッピングをかなり追加しボリューム満点のカレーになりましたが、胃もたれなどはありませんでした。材料や油にこだわっているCoocyのカレーだからだと納得です。
地域の人にカレーで恩返し

そんなCoocyはたくさんの常連さんに愛されています。私がお店に行った際も、何人か常連さんと思わしきお客さんが来ていました。
ご主人いわく、「お客さんの半分が常連さん」だそう。オープン後まもなくコロナ禍になり、営業自粛をした時は苦しかったそうですが、常連さんが励ましてくれたおかげで続けられたと言います。
「地域の人に恩返しをしたい」と言う誠実なご夫婦が営むカレーライスを、ぜひ一度は味わってみてください。
Coocyという名の通り、カレーを通してあなたに「喜び」を与えてくれること間違いなしです。
Coocyのカレーはテイクアウトも可能です。
地域のイベント出店情報やお店の最新情報など、ぜひInstagramやLINEでチェックしてみてくださいね。
カレーライス専門店 Coocy(クーシー)
住所:茨城県つくば市筑穂1-2-1 OTNビル101
アクセス:つくばエクスプレス「つくば駅」から車で約14分
TEL:029-875-6330
営業時間:ランチ 11:00-14:30 L.O.
定休日:木曜日
※営業時間、休業日詳細はInstagramかGoogle検索でご確認ください。
Instagram:https://www.instagram.com/coocy121/