今年で50回目の開催となる「筑波山梅まつり」。
2023年は、2月18日(土)から3月19日(日)まで開催されます。
筑波山の中腹にある梅林は、標高約250メートル付近にあり、約1000本もの梅がかわいらしい花を咲かせるフォトジェニックなスポットです。
訪れた2月23日(木)は、梅の花はまだ3分咲きだったものの、祝日ということもあって、たくさんの人でにぎわっていました。
本格的なカメラを持ったフォトグラファー風の人や、家族連れのほか、意外にも若い女性グループの姿も多く見られ、観梅広場はとても華やか。
それもそのはず!筑波山の梅林の中には、期間中限定で良縁祈願ができるパワースポット「福来梅(ふくれうめ)の木」があるのです。
知る人ぞ知る?!恋愛成就スポット
梅の甘い香りに包まれて良縁祈願なんて、なんてロマンチックなのでしょう!祈願できるのは、期間中限定ということもあり、ますます行ってみたくなりました。
「福来梅(ふくれうめ)の木」は、園内にある1000本もの梅の中から1本だけ選ばれ、筑波山神社の祈祷を受けた木なのだとか。梅林の中でも、毎年一番に実を鳴らす木なのだそう。
「一番に実を鳴らす木」だなんて、良縁以外にも多々ご利益がありそうだと思い、ひと目見てみたいと、梅林の中を闇雲に探し回った私。
1000本の中からこの1本を探すのは容易ではなく、足が棒のようになりました。
「福来梅の木」にご縁がないのでは…と諦めかけたその時、神聖なオーラを纏った立派な梅の木が!
「福来梅の木」は、梅林の中に堂々と佇み、あたり一帯は甘い梅の香りに包まれていました。近くには「縁結び絵馬」を結べるスポットもあり、ロマンティックな雰囲気が漂っています。
「縁結び絵馬」は500円で販売されているので、あらかじめ絵馬を購入しておいたほうが良いでしょう。
梅を満喫!梅香るスイーツでホッとひと息
「福来梅の木」で良縁祈願をしたら、甘酸っぱい「梅ソフトクリーム」でホッと一息。
観梅広場の近くにある「梅Cafe」や「うまいもん処」では、筑波名物はもちろん、歩き疲れた体を癒す甘い誘惑がいっぱいです。他にも、所々に露店が立ち並んでいるので、お祭り気分が味わえます。
私も、あの「梅ミンツ」のような懐かしい味わいの「梅ソフトクリーム」に舌鼓。
次々に襲いかかる甘い誘惑と戦っていると、「さあさあお立ち会い!御用と急ぎのない方はゆっくりと聞いておいで」と威勢の良い掛け声が聞こえてきたので、引き寄せられるように特設会場へ。
「筑波山梅まつり」では毎年恒例の、筑波山麓の伝統芸能「ガマの油売り口上」の実演を鑑賞することができます。
観覧席は満席で、立ち見する人も多く、誰もが、名人たちの迫力のある実演に見入っていました。
「ガマの油売り口上」の歴史は、江戸時代にまで遡るのだとか。
実演を終えたばかりでお疲れのところ、快く取材に応じてくださった名人たち。爽やかで
優しい笑顔から、たくさん元気をいただきました。
デートスポットにも◎な「展望あずまや」
「展望あずまや」は、梅林の最上部にあり、筑波山麓の田園風景や街並みが一望できる、ビュースポット。天気の良い日は、東京スカイツリーや富士山も見える、いわゆる「映えスポット」のひとつです。
この日はあいにくの曇り空でしたが、梅林と筑波山麓の田園風景を見渡すこの美景に、「わあ〜っ!」と、感嘆の声を漏らさずにはいられませんでした。
1000本の梅林を眼下に、遠くに広がる筑波の田園。写真を撮るのを忘れ、しばらくの間、見惚れていました。
こんな景色をバックに写真を撮ったら、忘れられない思い出になるに違いありません!「展望あずまや」には、若いカップルの姿も目立ち、新しいデートスポットになりそうな予感がしました。
梅の花が咲くこの時期だからこそ見られる、「日本百名山」の美景がここにあります。この日はまだ3分咲き。満開の頃に再訪したいと思います。
「筑波山梅まつり」は、梅の香りで記憶が蘇る、ステキな思い出づくりができるスポットだと思います。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後に、お忙しい中、取材に応じてくださった「ガマの油売り口上」の名人のみなさま、本当にありがとうございました。
筑波山梅まつり
住所:茨城県つくば市沼田1688
アクセス:つくばエクスプレス線「つくば駅」バスターミナルから筑波山シャトルバス約40分乗車「筑波山神社入り口」下車徒歩5分
つくばエクスプレス線「つくば駅」から車で約30分
開催期間:2023年2月18日(土)〜3月19日(日)
*イベント実施日時や食事処の営業日時は「梅まつりWebサイト」でご確認ください。
「梅まつりwebサイト」https://umematsuri.jp/