森林ウォーキングでセルフセラピー♪つくば「おぐろくの森ウォーキングロード」

近所をウォーキングするのも飽きてきてしまい、どこか他にウォーキングをするのにピッタリな場所はないかと検索してみたところ、Googleマップに「おぐろくの森ウォーキングロード」の文字が…。

自然豊かな場所を歩くことで、森林浴によるセルフセラピー効果も期待できそうな予感。さっそく行ってみることにしました♪

駐車場はどこ?ウォーキングロードまでの道のり

つくば市六斗にある「おぐろくの森ウォーキングロード」は、つくばエクスプレス「みどりの駅」から車で約15分、「万博記念公園」から車で約18分の場所にある自然豊かな散策路。

「高崎自然の森」と「六斗の森」を結ぶ約2.5kmの山林を整備したウォーキングロードなのだとか。

ナビを頼りに向かうと、「おぐろくの森ウォーキングロード」と書かれた看板が…。看板はあるものの、道は徐々に細くなり、車1台がやっと通れる道幅になってしまいました。

一度引き返し、駐車場を探すことにしましたが、どうやら、ウォーキングロード専用の駐車場は無いようです。
「おぐろくの森ウォーキングロード」を訪れる人の多くは、この近くにある「高崎自然の森」の駐車場に車を停めているのだそう。

急遽、ナビの目的地を変更して「高崎自然の森」に行ってみることにしました。

広大な敷地にいくつもの森!桃色の桜も見事な「高崎自然の森」

「高崎自然の森」の入り口には木製の看板があり、舗装された道は森の奥へと続いています。他にすれ違う車もなく、本当にこの奥に駐車場があるのかと不安に駆られながら、坂道を登るように奥へと進みました。

目の前が急に開け、広い駐車場が現れました。

ここは「高崎自然の森」の第二駐車場なのだとか。管理棟があり、掃除が行き届いたトイレもあって、近くには自動販売機も。車も数台停まっていて、ちょっとホッとしました。

「高崎自然の森」には、芝生公園のある「あそびの森」や「ほのぼの公園」の他、四季を通してさまざまな木々を鑑賞できる「四季の森」、バードウォッチングにピッタリの「野鳥の森」や「水辺の森」、お花畑や果樹園、竹林などもあり、1日中歩き回っても、全て見るのはむずかしいほどの広大さ。

駐車場の近くには「さくらの森」があり、すでにいくつかの桜の木が花を咲かせていました。
取材時はまだ3月に入ったばかり…。ひと足先にお花見ができて、なんだか得した気分です♪

「さくらの森」の桜は「開山」という品種の八重桜が主なのだそう。満開の時期は一般的な桜と比べて遅咲きで、通常は4月中旬頃になるのだとか。

今回見た桜の品種はわかりませんでしたが、5〜6本の桜の木は見事な花を咲かせていました。

「高崎自然の森」を抜け「おぐろくの森ウォーキングロード」へ

管理棟にある「高崎自然の森案内マップ」のリーフレットを片手に、目的の「おぐろくの森ウォーキングロード」へ向かいます。

この広大な「高崎自然の森」を出ないと、そもそも「おぐろくの森ウォーキングロード」の入り口へはたどり着けない様子。
グーグルマップを頼りに、ウォーキングロードの入り口を探します。管理棟の裏手から「四季の森」を抜け、駐車場まで来た舗装された道に戻りました。

「四季の森」には、さるすべりの木や桜の木もあり、草木の間をすり抜ける風が心地よく、歩きやすい様に整備された道の上にはバークチップやオガクズのようなものが敷かれていて、フカフカしています。足腰に負担がかからないように整備されています。

入り口発見!野鳥の囀りに導かれ、鬱蒼とした森の中へ

「高崎自然の森」を背に、車で来た道を戻ります。右も左も田畑に囲まれた、どこか懐かしい田舎道。

「高崎自然の森」の駐車場から、だいたい25分くらい歩きました。橋の欄干のところまで来ると、川沿いの道と森へ入る道が左手に現れました。案内板を見る限り、この森の道がウォーキングロードの入り口のようです。

このウォーキングロードには、いくつか散策コースがあるようです。案内板を頼りに「大けやきコース」を進むことにしました。

「おぐろくの森ウォーキングロード」は、つくばフォレストクラブ他の森林ボランティアのみなさんの協力で手入れされています。この森がたくさんの人に愛され、大切にされているのを感じます。

木漏れ日もやさしく、針葉樹の爽やかな香りが鼻の奥にスーッと入ってきます。
野鳥のさえずりと、木の葉が風に揺られてざわめく音の他には何も聞こえず、辺りは静寂そのもの。

こんなにぜいたくな森林浴は何年ぶりでしょう…。

しばらく歩くと、少し開けた場所に出ます。木製のベンチや小さな小屋が立っていました。

このひらけた場所は、先で3つの小道にわかれています。案内板を見ながら、私たちは右の小道の方へ。

森全体がまるで広大な植物図鑑のよう。私の名前の由来になった木にも出会えました。これもご縁なのかもしれません。

いつの間にか、民家がチラホラ見えてきて、このコースのもう一つの出入り口まで来たことを教えてくれました。

ここから元来た道の方へ戻り、一旦、木製のベンチがあった場所に出ます。

そこからまた別の道を通って、最初の入り口付近まで歩くことにしました。
川沿いを歩き、最初に通った橋の欄干の袂へ。

赤い矢印が「大けやきコース」の入り口で、最初に進んだところです。青い矢印の方から戻ってきました。ぐるっと一周してきたようですね。

歩数計を確認すると、おおよそ4000歩といったところでした。歩く人やコースにもよると思いますが、だいたい30分〜40分くらい歩いたのだと思います。

いつものウォーキングよりも少ない時間でしたが、自然に癒されながらのウォーキングは、普段の何倍ものリラックス効果があり、まさに一石二鳥といった感じでした。

桜が満開になる4月のはじめから終わりにかけては、山桜も見られ、今回とはまた違った景色に出会えるでしょう。春から冬にかけて、移り変わる季節を感じながらのウォーキングもまた一興。本当にステキな森に出会えました。

「ウォーキング×森林浴」でセルフセラピーはいかが?

イライラしがちだったり、なんとなくやる気が起きなかったり、ちょっとしたメンタルの不調には自然の力を借りてみるのも良いかもしれません。

自然の恵みに感謝して、森に敬意を払い、森の動物たちを驚かさないよう静かに歩きましょう。植物の採取や持ち帰りは厳禁です。
訪れる人みんなが気持ちよく過ごせるように、マナーを守って利用したいですね。

ぜひ、みなさんも「おぐろくの森ウォーキングロード」を歩いてみてください♪
もちろん、「高崎自然の森」もオススメですよ。

おぐろくの森ウォーキングロード
住所:茨城県つくば市六斗
駐車場:茨城県つくば市高崎1078-1 (高崎自然の森)
アクセス(駐車場):つくばエクスプレス「みどりの駅」から車で約16分、「万博記念公園」から車で約19分
問合せ先:つくば市経済部 農業課 029-883-1111(代表)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。