ヘラクレスオオカブトに会いに行こう!つくばの「豊里ゆかりの森 昆虫館」

「今年の夏、こどもたちを連れてどこに行こう?」

そんな悩めるママやパパにイチオシの、豊里ゆかりの森 昆虫館をご紹介します。

森林の中のすてきな昆虫館

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つくば市遠東にある豊里ゆかりの森は、敷地面積12ヘクタールもある自然公園。クヌギやアカマツが立ち並び、夏にはカブトムシやクワガタ、アゲハチョウなどの昆虫採取や観察ができる自然豊かな場所です。

自然公園の敷地内には、昆虫の標本が観察ができる昆虫館があり、昆虫採取をしながら、種類豊富な昆虫の世界を学ぶこともできます。

砂利が敷かれた駐車場に車をとめ、真っすぐに立ちならぶ木々の間を歩いて行くと、ログハウス調の立派な建物が目に飛び込んできます。

昆虫館にふさわしい木々の香りに包まれたこの施設は、1階と2階の他に地下階もあり、2階に続く階段の途中には、ちょっとした図書スペースも設けられています。

エントランスからさっそく中に入ると、ずらりと並んだたくさんの標本が目に飛び込んできました。世界の昆虫標本がおおよそ5000点ほどあるのだとか。

1階にはカミキリムシやカブトムシ、クワガタ、チョウの標本があります。中にはこんなにオシャレでかっこいいカブトムシも!

このカブトムシはシロカブト、ヒルスオオカブト、グラントシロカブトというカブトムシの仲間なのだとか。眺めていると、こどもの頃のあこがれと、懐かしい記憶がよみがえってきます。

ブルーグレーに茶褐色の斑点がかっこいい!

こんなカブトムシを飼っていたら、みんなに自慢したくなっちゃいますね。

こどもたちに人気なのは、やっぱりカブトムシ。私はカブトムシも好きですが、チョウの標本に惹かれました。

オーロラ色に輝く羽がまるで宝石のようです。同じ地球上の生き物とは思えないほどの美しさ。

中でも、オーロラモルフォというチョウがきれいで、かなりの時間をモルフォチョウの前で過ごしました。

モルフォチョウの仲間アマトンテモルフォは、深いブルーと紫色に輝いた羽を持っていて、まるで髪飾りのようです。

モルフォチョウの標本前では、小さなため息にも似た歓声が聞こえてきます。まさに、息をのむ美しさ!

次は2階に行ってみましょう。

2階に続く階段をのぼると、窓際に木製の椅子が並んでいて、本棚には昆虫図鑑などの本が並んでいます。ちょっとした図書スペースがあるので、標本を見て気になった昆虫を、図鑑で調べることもできます。

階段を登り切ると、1階を見下ろすことができる開放的な空間が。大きなカブトムシのオブジェが天井から吊るされていて、こどもたちも大喜びです。

幼い頃のあこがれ!ヘラクレスオオカブトに会いに

次は地下に降りてみましょう。

地下へ降りる階段の途中にも、写真や標本が飾られています。

ワクワクしながら地下に降りていくと、本物のカブトムシとクワガタが待っていてくれました!

ギラファノコギリクワガタとヘラクレスオオカブトがお出迎え。標本だけでなく、めずらしいクワガタやカブトムシの元気な姿が観察できます。

ヘラクレスオオカブトといえば、こどもの頃にあこがれたカブトムシでした。あれから何十年も経ったけれど、不思議と高揚感を感じます。こどもの頃のあこがれは、永遠なのかもしれません。

自然に触れ、生き物を観察し、調べて学んだ経験は、大人になっても忘れられない思い出になります。命の大切さに触れる機会にもなりますね。

今年の夏は、豊里ゆかりの森 昆虫館で過ごしてみてはいかがでしょうか?

豊里ゆかりの森 昆虫館
住所:茨城県つくば市遠東676
アクセス:(車)圏央道つくば中央I.C.より車で約15分
        常磐自動車道谷田部I.C.より車で約20分
     (バス)つくばエクスプレス「研究学園駅」から、つくバスで約10分
電話番号:029-847-5061
休館日:月曜日
料金:大人220円、小人(小・中・高)110円
*団体割引もあります。料金などの詳細は、昆虫館にお電話にてお問い合わせください。
入館時間:9:00〜16:30

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。