つくば市「みどりの」に、南国のリゾートホテルのようなオシャレな建物があります。オレンジ色の屋根に白い壁が青い空に映えてステキなこの建物は、産婦人科病院の「庄司クリニック」。
病院でパンとお野菜を買えます!
こちらの「庄司クリニック」では、毎週水曜日と土曜日になんと自家製パンが販売されます。天然酵母を使い、極力バターを使わずオリーブオイルで、牛乳ではなく豆乳を使うなど妊婦さんやアレルギーのある方に配慮されているパンなんです。
お野菜は自家農園で作られたもので、朝収穫したばかりの新鮮なものです。パンの材料にも極力使っていると伺いました。
女性や赤ちゃんの健康をサポートする、産婦人科医院ならではの取り組みから心遣いが伝わってきますね。
おいしそうで、種類もたくさん!
病院の入り口を入ると、「からだに優しいパンあります」と書かれた黒板が飾られています。わくわくしながら、受付向かい側の扉を開けてみました。
入ると日差しがたっぷり入る明るい部屋でした。「Well Aging Careスペース」という名前の院のダイニングです。
ソファとテーブルのダイニングスペースを予約するとそこで食事もできるようです。右手には大きく窓がとられており、テラスと芝生の広がる庭や奥には森が見えました。
入口そばのテーブルには、整然とパンが並べてあります。「もちもちきじのチーズパン」「おから入り野菜さつまいもコロッケパン」など、おいしそう。健康的なネーミングにも惹かれます。どれも食べてみたくて目移りします。
その向かい側には、お野菜も置いてありました。長ネギ、大根、さといも、わさび菜、ケールなどもあります。自家農園での朝採れ野菜ということでみずみずしく新鮮です。お値段も優しいです。
からだに優しいパンの意味
庄司クリニックは、婦人科一般外来はもちろん、アンチエイジングやレディースドックなど女性の健康に力を入れています。
その取り組みのひとつとして、2016年に「みどりの」に移転して以来、焼き立て自家製無添加パンの提供を行っているそうです。
壁のホワイトボードには、原材料が書かれているので安心しますね。
私は、和風ピザやチョコチップパンなどを買ってみました。どれも、素材の味が感じられ、動物性たんぱく質を使っていないためか「優しい味」という言葉ぴったりです。
ピザはお野菜も新鮮でたっぷりのっているので、トマトの酸味もきいておりイタリア料理を食べたかのような満足感がありました。パン生地も小麦の素朴なおいしさが伝わってきます。全種類試してみたいです。
お野菜はネギやキャベツのような定番のほか、スーパーではあまり見かけないケールなどを買ってみました。滋味あふれるというのか「栄養を食べている」と感じるようなさわやかな、味で、一気に健康になった気分です。
キャベツはやわらかく、せんぎりにしてサラダにしましたが、力強い味がしました。
予約制とのことですが、ダイニングスペースで高原のようなおしゃれな庭を眺めて食事をすると、とても癒されそうです。
診察なしでもパンやお野菜を買うことはできます。ご近所の方も気軽に訪れています。朝10時半から売り切れ次第終了です。
ぜひお近くの際は一度足を運んでみてほしいです。
庄司クリニック
住所:茨城県つくば市中野158-1
交通:つくばエクスプレスみどりの駅、徒歩15分
電話:029-836-0405
焼き立てパンと朝採れ野菜は水曜・土曜の10:30~売り切れにて終了