アクセスもよく気軽に登山が楽しめる、つくば「宝篋山」

冬も本格的になってきました。
ちょっと寒いけれど、晴れた日には外に出て体を動かしたくなりますね。
つくばでハイキングといえば、東の富士と呼ばれる筑波山が有名です。昨年の記事で紹介しました(山登りに最適な季節!初心者も慣れた方でも楽しめる美しい「筑波山」)。
今回は、筑波山南東へ伸びる筑波連山の最南端にある宝篋山(ほうきょうさん)を紹介します。

近くの小田城跡など、見どころに囲まれています

宝篋山はつくば市と土浦市の間に位置し、つくば駅からシャトルバスも利用できるなど、アクセスがよく、手軽に登山することができる山です。
標高877mの筑波山と比べると461mと半分くらいの高さで、初心者にも親しみやすい山です。
西の麓には史跡に指定されている小田城跡があり、宝篋山周辺には見どころも多いです。
頂上はもちろん山の中も沢が多く、景色が素晴らしいこともあって、とても人気があります。
麓から見た山の写真です。広大で美しいですね。

駐車場は宝篋山小田休憩所、筑波山麓小田駐車場と2か所、どちらも70台くらい停めることができます。それでもお天気のよい週末はいっぱいになってしまうということなので、朝7時過ぎに到着し、無事に停めることができました。
早朝でも既に下りてくる登山客もいます。朝日を堪能したのかな?
写真は、麓の休憩所です。トイレを済ませて、さあ登りましょう!

極楽寺コースを選んで出発します!

登山コースは6コース用意されています。私と友人は登山初心者ということもあって「極楽寺コース」を選びました。

登り口には、早速「猪の侵入」についての注意書きがありました。自然の脅威を実感します。

最初は、おしゃべりしながら登れるくらいです。
数多く流れる沢や滝に癒され、景色を楽しみながら、ゆっくりと登ります。

このような木の橋があると、冒険心をくすぐられますね。
うっかり落ちないように慎重にわたって進みます。

標高があがると道が険しくなり、それにつれて汗びっしょりとなり、息もあがってきました。
無理をせず、休むことにしました。
休憩できるベンチには、登山道整備時に切られたと思われる丸太が利用されていて、よく手入れがされているのを感じます。

いよいよ頂上へ!

おやつを食べたり、水分をとったりしながら登ります。
視界が開けた!と思ったら、頂上につきました!
既に登り終えてくつろいでいる人が多く見られます。

頂上から見る景色は、気持ちがいいですね!

あまりに大きくて全景を撮るのが難しかったのですが、地上からはるか上の方に見えたパラボラアンテナが目の前にあります。
こんなに高くまで自分の足で登ったのかと考えると、感動します。

山頂では風もあり気温も低いので、登るときにたくさんかいた汗が急激に冷えてきます。
着替えをするか、厚着をするなどの対策が必要ですね。
友人がお湯を沸かす登山用グッズを持っていたので、熱々のコーヒーをいただきました。
頂上で味わう沸かしたてのコーヒーは格別でしたよ!

山を下りるのが名残惜しい

さて、下山します。
下るのは楽ですが、膝を使うので足がガクガクになってきました。
すれ違う登山客の方と挨拶をかわしながら、ゆっくり下りていきます。

登るのは2時間近くかかってしまいましたが、下りるのは1時間もかかりませんでした。
平地に戻ると、道が平らなのが不思議な感じがします。
山の中よりずっと暖かいと思いました。

たっぷり運動し、山の景色も満喫してよい休日でした。
ぜひ休日は早起きして、宝篋山登山はいかがでしょうか?

宝篋山(ほうきょうさん)
住所:茨城県つくば市小田4544(宝篋山小田休憩所)
電話番号:029-867-1368
アクセス:(つくバス)TXつくば駅→小田シャトルバス約40分→小田東部下車 徒歩7分
     (関鉄バス)JR土浦駅→筑波山口行き約30分→宝篋山入口下車 徒歩4分
駐車場:宝篋山小田休憩所付近に普通車約70台分の無料駐車場あり
利用時間:3月~11月:午前9時~午後5時
     12月~2月:午前9時~午後4時

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。